坂戸鶴ヶ島医師会立看護専門学校

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ナース1年目(社会人編)インタビュー

  • Q1)看護師になるきっかけはなんでしたか?

A1) 48歳で看護専門学校に入学しました。きっかけは家族を病気で亡くした事。家族を亡くしたショックはとても大きく深いものでした。闘病中に支えてくれた看護師さんの姿や周囲の人の協力に深く感動し、子どもを育てて行くため手に職をつけたい、看護師になりたいと思うようになりました。年齢的にも不安はありましたが自分の人生をより前向きに生きるためという思いで入学しました。

  • Q2)当校を選んだ理由はなんでしたか?

A2) 1番下の子が中学生になったとはいえ子どもに手のかかることが多く、家庭と学業の両立は簡単な事ではありませんでした。そこで地元で通いやすく社会人経験のある学生も多いこの学校を選びました。ひとり親支援の高等職業訓練促進給付金や日本学生支援機構の奨学金を利用できたことも学費の捻出に役立ちました。

  • Q3)家庭を持ち・子どもを育てながらどんな努力をして3年間やり遂げましたか?

A3) 3年間の学生生活の中で1番苦労したのは時間のやりくりでした。朝は子供たちの送り出し、自分の登校、授業、実習、そして帰宅後は家事や試験勉強、レポート作成など年齢的にも体力の限界を感じることが何度もありました。私は「メリハリをつける」ことを大切にしました。時には思い切って子供との時間を優先したり、学校に相談して支援を受けたりと、自分一人で抱え込みすぎないように工夫していきました。子供たちの応援にもどれほど励まされたかわかりません。周囲の支えがあったからこそ3年間やり遂げることができたと心から思っています。

  • Q4)卒業にあたり、この学校を選んでよかったと思うことがあれば教えてください。

A4) 先生方は、私のような家庭を持ちながら学ぶ学生の状況を理解し、親身になって指導をして下さりサポートしてくださいました。同級生も年齢層が幅広く、個性豊かなクラスメイトが学習や実習の際も色々な刺激を与えあうことができました。特に同年代のお子さんを持ちながら学んでいる友人の存在は、私の心の支えであり3年間を乗り切る原動力でした。

  • Q5)これから看護師を目指す社会人に一言お願いします。

A5)看護師として新たな一歩を踏み出す今、あの時勇気を出してこの学校に入学して良かったと感じています。これからも勉強の日々が続きますが初心を忘れず患者様一人一人に寄り添える看護師を目指していきたいです。年齢を理由に夢をあきらめかけている誰かに「挑戦して良かった」と胸を張って言える姿を見せることが出来たらうれしいです。