学校長 川口 茂
当医師会は平成2年、地域医療の充実のため看護師育成を開始し、30年余が経過いたしました。平成15年には3年課程全日制への課程変更を見ましたが、坂戸・鶴ヶ島(ひいては埼玉県内)両市における保健医療、福祉施設や地域において住民の健康に関するニーズにこたえることのできる質の高い看護師を育成することを理念とし、一貫して「地域医療に貢献できる看護実践者の育成」を目指しています。
当校は定員40名のため、少人数制できめ細かい指導を実践することで、専門職者としての倫理行動に規する「生きる力」と「看護実践能力」の育成に教職員のみならず、医師会立として地域実習施設等と有益な連携を取りながら高いレベルの教育を実践し、より一層修学に励むことができるための修学資金の充実によって学生の学習環境の充実にも力がそそがれております。
超高齢社会到来の中、社会保障制度の骨幹も揺らぎ医療を含む私たちを取り巻く環境は日々刻々と変化を繰り返しております。このような時代には国民一人一人に適切な対応が要求され、積極的な社会参加が望まれます。
自分がどのように「生き」、「暮らし」、どのような「人生」を送りたいのか、専門職としての『看護師』に興味がある方は当校に関心を持って門をたたいてみてください。